Rie Satoh’s Language Blog in 茅ヶ崎・湘南

Hello! 英語・語学のこと、さまざまなtopicを綴っております♩

意思表示の早い英文法

 

Hello and good aftenoon.

It seems that this chilly pouring rainy day continues until the night.

寒い雨の一日ですが、外出の際はどうぞお気を付けくださいね。☂️

 

この春からの読売(横浜)センター、新規英語コースは「イギリス英語」を開講の予定で、詳細は今月20日頃にHPへ掲載されます。

 

さて英語は日本語と、文法も言語背景にあるカルチャーも異なって、英語ならではの特徴いくつかありますが、その一つで「意思表示が早くなされる」というのがあります。

どういう事かというと、典型的な英文法 - SVO (subject, verb, object)を見て分かるように、動詞の位置が日本語より早い段階で来ます。

e.g. (for example)

・Nicky goes for running every Saturday on the seashore. 

・She couldn't quite concentrate on her study because of that loud music at cafe.

・We may drop by one of the lovely touristic places on our way back to the hometown.

 

下線部は動詞 verbですが、文章の前のほうに置かれてるのが分かりますね。

対して日本語は:

・ニッキーは毎土曜日に、海岸沿いへランニングに行っている

・カフェの音楽がざわざわしてたせいで、彼女はあまり勉強に集中できなかった

・帰省の途中で、私たちは気になる観光名所の一つへ寄ってくるかもしれません

のように、文章の終わり/語尾に動詞が置かれています。

 

英語は主語の後にすぐ動詞が並ぶ文法構造によって、行くか行かないか、するかしないか、発する方の意思決定が日本語より早く、明確と言えるでしょう。

ゆえに英語が白黒ハッキリしてるとか、ストレートな言葉だと捉えられがちなのは、こういった文法上/言語的理由もあるのかも。 そして日本語は語尾において、動詞をいかようにも変えられる(〜かもしれない、ですます、でしょうか、ですよね?)ので、語尾まで聞いてみないと相手の意思がよく分からない。 オブラートに包まれた、曖昧な言語といわれる所以なのでしょう。

 

意思表示/決定ですからdecisionにもつながることで、どうしたいか・どうするか、その訓練を英語圏の人々は小さい頃から習慣付けられてるとも。。日々の英語学習に触れながら、ちょっと意識してみてくださいね。🌿 

言語がカルチャーへ及ぼす影響 influenceや、思考、ものの見方・捉え方などにも無縁ではない不思議でおもしろいところです!